「文明崩壊」ジャレド・ダイアモンド著

「銃・病原体・鉄」で有名なジャレド先生が古今の崩壊した、あるいは崩壊しなかった文明について論評してます。
イースター島マヤ文明なんかは環境負荷が限界超えちゃったんで、文明が崩壊しちゃった例。
ニューギニア高地や江戸時代の日本は森林をコントロールすることで文明を存続できた例ですね。
オーストラリアは自然豊かに見えて、実は土地の生産性が脆弱で、けっこう大変な状況というのは驚きました。
ルワンダの大虐殺も人口の増えすぎを生産力が追いつかないから起こっているということも目からウロコです。
グローバル化で一箇所の問題が世界中に影響があるので、現在の先進文明も決して磐石ではないというお話で〆。


「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
マネーでひどい目にあった人をグリム童話風に描いたお話を集めたもの。
カツマーとかホワイトリボンとか円天ネタでした。甘い話には引っかからないようようにしないとね。