「栄光の岩壁」新田 次郎著

主人公の岳彦が学生の時の登山で凍傷で両足指を失うも、不屈の精神でリハビリに励み日本有数のクライマーになるお話。

山ばかりで社会不適合気味だったのを登山用品メーカーに就職、水戸のスポーツ用品店の女性と出会って結婚して店の店主に。それでも山を諦めきれず、アルプスのアイガーやマッターホルンに挑む。最後まで緊張感を持って読むことができました。

敵役の春雄は出るたびヘイトが貯まる。岳彦も出くわすたびに痛い目に合うからもう相手にすんなとイライラ。最後はわりとスカッとした。