「世界インフレの謎」渡辺 努著

コロナの後、インフレになったのは経済学者の間でも謎なんですね。未だに議論が続いてます。

インフレは、ウクライナ戦争が原因ではなくて、コロナによる人々の行動変容が主因ではないかという推測。

インフレは普通は需要過多で起きると考えられていたのが、コロナ後のインフレは供給過少で起きているのではないかという推測。需要過多であるならば金利をあげることでインフレは抑えられるが、供給過少によるインフレは金利上昇で抑えられるけれども経済の縮小は避けられない。

日本は世界でも稀な状況で、インフレは世界で最小。長引くデフレで物価と人件費据え置きが当たり前の国になってしまった。