「“トウモロコシ”から読む世界経済」江藤 隆司著

穀物市場が世界経済にどのように関わっているか。

著者は商社に勤務し、アメリカのトウモロコシバンカーに関わった経験を記している。

先物相場をやったことはあるけど、商品がどのように売買されて流通して値段が決まるか、実際の現場を見るととても勉強になった。

冷戦末期にソ連は外貨不足でトウモロコシの輸入ができなくなり、中国がトウモロコシの輸出から輸入に転じたことで、世界的にトウモロコシの高騰があった。それに連なって北米南米のトウモロコシやその他穀物の生産の活況等一連の穀物相場の高低の流れ。

チャートのファンダメンタルとテクニカルの流れ等々。