中公新書。サラ金の歴史を過度に批判的にならずに客観的に書かれていてとてもおもしろい。
サラ金誕生以前は無担保の借金は基本的に親戚知人の間だけ。
サラリーマンという職業が出てくると、定期収入を見込んで金を貸す人が出てくる。
団地が出てくると、初期の団地済みは収入が高値安定なので、団地金融が発達。
あとは無担保向け金融技術の発達と、サラ金会社の資金調達能力の発達でどんどん規模拡大していく。
外資が参入しようとするも、信用情報共有から締め出して外資は撤退するはめに。
ティッシュ配りというのは女性層に食い込むための手法だったのね。