「富士山頂」新田次郎著

昭和38年、気象庁による富士山レーダー建設のお話。

主人公であるレーダー建設のリーダーの気象庁職員は新田本人か。

前半は予算獲得から、業者の選定。工事の規模から分割発注と思われていたのを、単独発注で強行し、色々政治的な対立が発生する。

後半は実際の工事で、昔からあった富士山の馬輸送と強力の組合が結局合併してブルドーザー輸送の組合になるとか、山頂の危険な条件でヘリコプター輸送するとか色々大変。

最後は台風とかで苦労するけど、なんとか開設にこぎつける。

調べたら富士山レーダーは今はもう終了してて、麓に記念館があるんだな。行ってみたい。