「スターリン - 「非道の独裁者」の実像」横手 慎二著

中公新書

スターリンのこと全然知らないので読んでみました。

国民がどれだけ死んでも国家の勝利のために豪腕振るうってイメージで、読んだ後もそんなにかわらないような。

他のライバルに勝てたのは、共産党による政権奪取後の組織運営の中心になったから。

農民を犠牲にした重工業推進で、何百万人も犠牲になった一方、その工業力のおかげで第二次大戦に勝利した。その犠牲が勝利に見合っているのかなんとも言えないところではある。