「空白の戦記」吉村昭著

太平洋戦争で語られなかった空白部分の短編集。

取り上げられている第四艦隊事件は知らなかった。駆逐艦接触して船体損傷は聞いていたのですが、それは嘘で実際は船体破断で、前半部が一時行方不明になるほどの大事故でした。前半部はまだなかに人がいるのに、回収不能であることから撃沈されてしまう・・・

宇垣中将が最後の特攻を行ったというのも知らなかった。他の人を巻き込むことはないのにと思ってしまう。