「興亡の世界史 アレクサンドロスの征服と神話」森谷公俊著

講談社学術文庫
アレキサンダー大王の神話と事実の評価。戦いの詳細にはほとんど触れず、業績のどこまでが神話で、実際はどうだったというような内容。
マケドニアの支配構造とか、支配地でどうだったかとか、神話と現実に結構乖離がある。
大王没後の部下たちの戦国時代で、マケドニア王家が全滅したのは世知辛い。
ヘレニズム文化が否定されているという話は勉強になった。