「鯨の絵巻」吉村昭著

動物に関わった職業の人を描いた短編集。表題作は串本の鯨とりの話で、実はこれは例外的で、ほとんどの話は女難が出てくる。吉村先生は女にひどい目にあったのか、短編に出てくる女は一癖あることが多い。歴史的な題材はそんなことないけど、オリジナル話はたいてい妻に逃げられるとか、人生に疲れた女性と結婚するとかそういうの多いね。実体験なんだろうか・・・