メタ化

メタ化とは物事の属性を記号化して、高度に抽象的に物事を捉えることである。
例えば「りんご」という物をメタ化した場合、「りんご」は次のような感じに属性を抜き出すことができる。
「植物」「果物」「赤」「いびつな球状」「甘い」「酸っぱい」等々・・・
メタ化が我々に関係ないかというとそうではなくて、何かアイデアを出す場合、発明をしたり小説の話を作ったりする場合、実は我々はメタ化思考しているのである。
我々は何か全く新しいことを考え出すことは実はほぼありえなく、たいていは過去にあったことを組み合わせたり足したり引いたりすることによって考えを出している。
例えば「カラオケボックス」という近年の大ヒット商品にしても「カラオケ」と「個室」は以前から存在したのである。
さらに「通信」を足したり、「ラブホ」を足したり、「カラオケ」を「映画」に変えたりしてさらにこの概念は進化を続けている。
次回はメタ化について、ある特定分野を深く取り上げることにより、より深い考察を試みることにする。