「興亡の世界史 シルクロードと唐帝国」森安孝夫著

内容の中心は、中央ユーラシアのソグド人の歴史。ソグド人が交易を通じて、世界史、特に唐に影響を及ぼしたか。
唐が中華民族の国ではなく、唐民族とも言える多民族国家であることが強調される。その視点で見ると、鮮卑系によって建国されたこととか、天可汗と称された理由、安史の乱は反乱というよりユーラシア国家的な興亡などと捉えることができる。

「三国志」 七巻 宮城谷昌光著

赤壁後、劉備荊州の半分を領有することで力を蓄え、蜀攻略へ。龐統が優秀っぽい感じを示すもサクッと死亡。
周瑜もサクッと死んで、呉の天下二分構想は終了。
曹操陣営は合肥の戦いとか、馬超戦とか。
孫夫人の扱いについて、横山光輝吉川英治?)だと劉備とラブラブだけど、ここだとデレずにツンツンのまま。こっちの方が自然のような。