英仏百年戦争の解説。
この頃のイングランド王は大陸に領地を持っていてフランス王の諸侯でもある。
大陸領地とフランス王継承権が戦争の原因なのかな。
人名のレパートリーが極端に少なくて、人の見分けが全然つかない。
最初の頃は王同士の戦いという名目だったのが、だんだん国同士の戦いになっていくという、国家観を作っていく過程のような戦いでした。
アヴィニョンに教皇庁が移る経緯が書いてあって、経緯を知らなかったので勉強になった。フランスが無理やり持ってきたわけではないんだな。
ナポレオン一世から三世はそれなりに予習しているので、どういう人生かだいたいわかるのですが、四世はあまり知らないので勉強になる。
二世と四世は早死して儚い人生ですね。
二世と三世の間の社会情勢とか、四世没後のボナパルト一族の動静とか、間をつなぐ話がなかなか参考になった。
ドラゴンランス伝説最終巻。
レイストリンのアビス行きを、キャラモンを挟んで、対象的な善のタニスと悪のダラマールが見守る構図。全体的に話の枠組みの完成度が高い。
空中都市の使い方には感心。
ソス卿はなんだろうな・・・自分の欲望に忠実すぎでは?
クリサニア、キティアラと女性の扱いが結構ひどかったなあ。
ソ連から現在にかけて、オホーツク海がいかにSSBNの聖域とされてきたか、歴史的経緯や技術的経緯についてのお話。
ソ連ではバレンツ海とオホーツク海がSSBNの聖域とされ、何重にも防衛ラインが引かれていた。冷戦終結後のロシアの経済崩壊で、ロシア軍は壊滅的被害を被ったが、核戦力はかろうじて命脈を保ち、その後のロシアの経済的復権で持ち直した。
ソ連時代の弾道ミサイルの射程の技術力の進歩で、当初は潜水艦を外洋まで出す必要があったのが、自国の近海からの発射で十分な射程を得ることができたので、聖域を設定して核要塞化することができた。北極海の氷を割ってミサイル発射可能というのには驚いた。
現代でも日本の近海でこのような海域が存在しているのは、驚くべき事実。
レイストリンのアビス行きと久々のタニス奮闘記。
エルフ萌おじさんソス卿物語も語られます。
クリサニアはダメシーンばっかりだったけど、最期は悲しい。
善悪中立が揃うシーンはなかなか面白い構図。
次回最終巻。