藤原正彦、美子のぶらり歴史散歩

多磨霊園、番町、皇居周辺、鎌倉、諏訪でぶらぶら歴史散歩。

一度は周辺に行ったことあるとこばかりだけど、実はこんな歴史的なとこがたくさんあるとは知らなかった。東京はもうあんま行くとこないなあと思ってたらそんなことはなかった。

この本を参考に色々回ってみたいなあ。

「劉邦」上中下 宮城谷昌光著

漢の創始者劉邦のお話。

宮城谷昌光先生のことだから劉邦の祖父の代から始めるかと思ったら、普通に中年劉邦から始まったのでホッと安心。

この劉邦は、人使いがうまくて、異様に感が冴えてる優秀なキャラ。一代で皇帝に成り上がるから無能なわけはない。

基本的に劉邦周辺の話だけで、楚漢戦争の他の話はかなり飛ばすので3巻で終わり。他の作品でもありがちだけど、前半の旗揚げあたりに尺をとっているので、後半はかなり加速する。

横山光輝のまんがだと名前だけのキャラに結構バックボーンが書かれるので勉強になった。前知識がないとよくわからんかもしれない。

単なる裏切りキャラだった曹無傷に悲しいお話がついてキャラに厚みがついた。

閃光のハサウェイ

ネトフリで見ました。

逆襲のシャアやUCで人類の可能性を見ても、結局新作では殺し合いは止まらないので、

宇宙世紀はどうやったって地獄の世界なのです。ガンプラ売らなきゃいけないのでしょうがないね・・・

ハサウェイ第一作はあんましモビルスーツ戦がなく、女の子との意味深会話が多いですね。ギギの声がうえしゃまなだけで高評価です。

二部以降であんまし意味のないモビルスーツ大量に出して大合戦やるのかな。

「県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実」藪 正孝著

北九州で工藤会と戦ってきた刑事による工藤会との戦いの記録。後半は暴力団への対処法。

初期の頃は頂上作戦で幹部を逮捕していたが、それでは暴力団の勢力を削ぐことは難しい。社会から暴力団を排除するために、警察対暴力団ではなく、市民対暴力団に持っていく。

暴対法とか暴排条例でどう変わっていったのかよくわかった。

DUNE デューン 砂の惑星

IMAXで見てきました。

「メッセージ」の監督らしく、人間を圧倒する巨大造形が際立ってます。

サンドワームがヤバイ😆

ホドロフスキーはリンチ版のDUNE見て、できの悪さに喜んでたけどこれはどうかな?

明らかに続きがある終わりだけど後編は作られるのだろうか。

「芙蓉の人」新田次郎著

明治時代に富士山山頂に気象観測所を建て越冬に挑戦する野中到と、行動をともにする妻千代子の話。

夫に断られるのがわかっているのに綿密に準備して富士山頂までお仕掛けてしまう妻の行動力がすごい。

冬季の富士山頂の描写は限界を超えていて、厳冬のなか2時間おきに一日12回気象計測するとか無茶苦茶。あまりの寒さにふたりとも健康を害してしまう。様子を見に来た人たちがなんとかして二人を下山させる。実家においてきた子供が死んじゃってたのが悲しい・・・