「中国の新しい対外政策」

ストックホルム国際平和研究所による、中国の対外政策の決定過程について分析された本。
2010年胡錦濤時代の内容で、今となっては少し古いのですが、中国外交の研究をしようと思ったら必須本です。
読んで正直なところ、関与する部署が多すぎてよく把握できませんでした。日本の会社でも意思決定プロセスは結構複雑だったりするので、中国のような大国では広範囲に複雑になるのは当然でしょう。内部の当事者でもあんまりわかってなさそう。
石原慎太郎が、尖閣問題で中国に頭を冷やしてもらって・・・とか言ってるけど、頭が単一なわけではないので相当無理っぽい気がする。日本の側で中国の行動パターンを研究して対処するほうが早いと思うんだよなあ。