「日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰」平間洋一著

角川ソフィア文庫
日英同盟について、時代背景から同盟後の経過、同盟破棄にいたるまで、現代の状況も踏まえてわりとたんたんと述べた内容。
日英同盟破棄には日英挟撃を恐れたアメリカの思惑があったって以前どこかで読みましたが、ここではロシアとの接近も含めて詳しく書いてあって参考になりました。
日米安保も永遠のものでは無いわけで、外交については誤らないよう広い視野で見ていくべきですね。

「出家的人生のすすめ」佐々木閑著

集英社新書。出家とは社会から断絶することではなく、社会から布施を受けて、一つの道に人生を捧げるということ。現代であっても出家的に生きることができるというお話。
佐々木先生は科学の研究者が出家に通じるという話が好きで、だいたいその話ですな。アメリカのナイトスタンドブッディズムが参考になったり。