「沢木興道聞き書き」酒井得元著

講談社学術文庫。沢木興道師の生涯の紹介。
三重県津市で、四人兄弟の末として生まれたものの、幼いころに両親が相次いで亡くなり、引き取られた叔父もすぐになくなり、次に引き取られた遠縁の親戚の家が賭場というハードモード。
17歳のときに家を飛び出して永平寺まで歩いていって坊主になるって行動力すごい。
真実の道を目指して出家しても、周りは住職になるのが目的で浮いてしまうというのは弟子筋のネルケ無方師と通じる。
出家後の波乱万丈ぶりも面白い。気に入らんと鉄拳制裁、わりと手が早いね。
駒沢大で坐禅できる人がまともにいなかったという下りは、昔は今より坐禅はやられてなかったということかな。

「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」今野晴貴著

文春新書。ブラック企業の手口、なぜ新卒を使い捨てにするのかの分析。
新卒者を潰すだけではなく、社会自体に損失を与えているとの指摘が良い。
インフレになってブラック企業が滅びると良い。