「RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる」デイビッド・エプスタイン著

タイガー・ウッズは三歳からゴルフを始め、父親の英才教育で伝説的なゴルファーになった。このように幼少の頃から専門教育をすることがスペシャリストを育てるのに最適というイメージはあるが、実際はそうでもないよというお話。

読んでてしんどくなる量の大量の実例を示して、自分に最適な道に至るまでのマッチングの必要性、新規開発の際の専門外からのアイデアの必要性等々、広い分野を見て回ることの重要性が示される。

私も大学を入り直したり、転職をしたりと一本道ではないので、身につまされるなあと思って読んだけど、生き残った人が成功例として書かれる生存バイアスもあるんじゃないかと思ったり。