「太平天国」1巻 陳舜臣著

全4巻のはじめ。

阿片戦争」に出てきたキャラが主人公として出てきたので驚いた。阿片戦争の主人公格の大商人の息子が太平天国の主人公格。太平天国に客人として入り込んで、このキャラが見聞きしたことで話が進む。

阿片戦争ではイギリスとの戦争を描きつつ、実際は清の内部のグダグダの描写が多いという内容。太平天国では国内の内戦で、清の内部のグダグダに太平天国側がどうつけこむかという感じ。まだ最初なんで太平天国は一蓮托生で進んでいるけど、指導者の力関係とか、出身団体からの仰心の強弱で将来の内紛の種が示唆されている。

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