「暗殺者の潜入」上下 マーク・グリーニー著

今回は休暇の間のお話ということで、CIAのメンツは出てきません。ただミッションの難易度はいつにもまして無茶苦茶なのでした。

大統領の名前は変えてあるけど、シリアの状況が詳細に書かれていてどこまで本当なのって感じ。シリアには政府軍、政府側の私兵、傭兵、ロシア軍、イラン軍、反政府の自由シリア軍、ISIS、アルカイダ等がドンパチしていて混乱の極み。

レイマンはそこに傭兵として潜入するんだけど、敵をどうやって見分けると聞いたら、撃たれたら攻撃するという回答。

レイマンが持ち前のスーパー能力でなんとか任務を達成していき、ハラハラ・ドキドキでかなり面白いのだけど、客観的に見るとかなり無茶な展開だな。人間の能力を超えている。仕事の依頼側が素人すぎてそちらの場面のほうがハラハラ・ドキドキ度が高いという。