「悪党たちの大英帝国」君塚 直隆著

新潮選書。 7人のイギリス人政治家ヘンリーⅧ世、クロムウェル、ウィリアムⅢ世、ジョージⅢ世、パーマストン、ロイド=ジョージ、チャーチルの生涯。

ヘンリーⅧ世は離婚がしたかったからカトリックから離脱したという話は聞いてたけど、結構スケールの大きい人だったのね。

クロムウェルは王政を廃して共和制にしたということは知ってたけど、具体的にどういう人か知らなかった。小身から身を起こして護国卿までのし上がったすごい人なのね。

パーマストンアヘン戦争の時の首相というのは知ってたけど、外交の達人なのね。

ロイド・ジョージ第一次世界大戦の指導者というのは知ってたけど、弁護士から労働党に入って、年金制度等を導入した労働者の王という人。これが総動員体制の指導者というから人の運命はわからない。

チャーチルはだいたい知ってた。