「ある町の高い煙突」新田次郎著

日立鉱山の煙害と戦う村の青年のお話。ある町というよりある村ですな。

公害問題は企業と地元との闘争になるものだけど、この話ではなんとか踏みとどまって、企業が投資して大煙突を立ててなんとかするという方向。なんとかならない可能性もあったよな。

村の名家の世継候補三郎君が、上級学校進学を諦めて、村のために公害問題と戦うというのはフィクションで、新田次郎がどこまで話を作っているのかは不明。

ババアがひたすら怖い・・・