「昭和新山」新田次郎著

表題作昭和新山と他短編6話。

太平洋戦争中に有珠山近くの開拓地で隆起が始まり、それを観測する郵便局長の話。火山ができてしまい開拓地の住民は住めなくなって退散。郵便局長は自分の土地を売って新山の土地を購入。戦後に注目を浴びて観光地になる。土地を売って欲しい声が多くあるも、郵便局長は一族で山を守っていくことにする。

他、南極観測隊のストレスのはけ口となるべく用意された南極1号の話とか。