「生き残った帝国ビザンティン」井上 浩一著

1000年間生き残ったビザンチン帝国のお話。

ローマ帝国の正統な後継であるという伝統意識があるから残ったわけだけど、伝統の裏で現実に合わせて政体を変えてきたから生き残ってこれたという解説。

国力がある時は拡張して、イタリアとか含む大帝国になるけど、大抵大きい国土が重しになって衰退。優れた皇帝が現れて政体を改革して生き残るという繰り返し。

前にサーサーン朝ペルシャ帝国の本を読んで、イスラム勢力に滅ぼされるのだけど、サーサーン朝のライバルのビザンチン帝国もイスラムにボコられるのね。そこから十字軍とかモンゴル帝国とか紆余曲折があって、最終的にオスマン帝国に滅ぼされる。

ビザンチン帝国は目玉をくり抜く刑罰多すぎ。