「ハプスブルク家の女たち」江村 洋著

ハプスブルク家に産まれた娘や、嫁いできた女性の列伝。

貴賤結婚は第一次大戦の引き金になった夫婦の話は知ってたけど、ヨハン大公と結婚した庶民の娘の話は知らんかった。こちらはちゃんと添い遂げて良い話で終わるのな。

マリー・ルイーズはナポレオンの皇后で、そういえばこの人もナポレオン没落後はパルマの君主となって側近と結婚してたから貴賤結婚になるのな。

先に読んだマキシミリアン皇帝はメキシコ皇帝だけど、マリア・テレジアの娘にブラジル皇后になった人がいる。夫に蹴られて死んだと聞いたけど、そういう記述はなかった。

最後の皇帝の妻のツィタ皇后は知らなかったけど、最期までハプスブルク家が君主に返り咲くと信じてたというなかなか大変な人だったんだな。