「日本中世史の核心 頼朝、尊氏、そして信長へ」本郷 和人著

中世におけるキーパーソン数人について、何を考えてどう行動したか。

著者のスタンスとして、法然上人や浄土宗の北条重時を上げたということで、民衆のことを考えていたかという点が重要としています。

源頼朝が田舎武士の娘の政子をなぜ最後まで正妻としたか、明確な理由はわからないが、あえていうと愛していたからという説には感心。

三宝満済の日記から、室町幕府はどのような運営をしていたかわかって面白い。