「関ヶ原大乱、本当の勝者」

朝日新書。各大名の動向を一次資料から検討した内容。一章ごとに筆者が違う。

東北の上杉最上の戦いが面白い。最上の奮戦で直江は目標を達成できず。伊達は100万石のお墨付きを貰っていたが、これは切り取り次第という意味で、一応占領地は貰えている。

前田利長は一見勝ち組のように見えて、実は五大老から一大名に政治的地位は低下。

鍋島直茂、勝茂親子と龍造寺との関係は難しく、一応家督は龍造寺なんだけど鍋島が継承することは規定事項。直茂は家康派だが、勝茂が若気の至りで西軍についたぽい。