「華栄の丘 」宮城谷昌光著

宋の宰相華元のお話。ちょっと短めで読みやすい。

前半は不遇の公子を助けて君主にする話で、優等生的な言動であんまし面白くない。

後半華元が戦に出たときに、御者に羊を食べさせなかったら、戦車を敵陣に突っ込まれて敵の捕虜になっちゃう展開がありえない展開で面白い。

君主は公子だった頃はわりと覇気があるのに、君主になったら華元萌でなんでもおまかせになっちゃうのは逆にすごい。名君の一種かもしれない。