鉄条網の世界史

角川ソフィア文庫

最初は農場や牧場を囲って、家畜や野生動物が自由に移動できないようにするために開発された。

アメリカ開拓時代はカウボーイと開拓農民による土地の使用の対立があり、開拓農民が鉄条網で土地を囲い込むことにより、カウボーイは衰退していく。

第一次世界大戦で鉄条網、塹壕、機関銃のセットで防御側が格段に有利になる事態に。

その後は国境封鎖等でシンボル化。

鉄条網の技術的な話はほとんどなく(実際非常に簡単な構造で技術的な話はほとんどないのかも)、関連する話が述べられる。若干鉄条網の範囲を超えた歴史的な話が多いかなあと思われる。