「三国志」 十二巻(終) 宮城谷昌光著

ついに最終巻。魏は司馬一族が実権を握り、司馬一族を排除する動きが何度もあるも、すべて失敗。
呉は相変わらず内訌が続き、国力はどんどん減退。蜀は内はあまり動きがないが、姜維の北伐で国力をすり減らす。
鍾会訒艾の活躍でついに蜀が滅亡。鍾会訒艾は功が大きすぎ、結局蜀の地で命を落とすことに。蜀が滅びた時点で本編終了。
呉の滅亡は追補編で触れられているとはいえ、時系列が混乱するのでこれも本編に含めてほしかったところ。
一度政治の実験を握っても、それを保ちえない一族は数多いる中、司馬師司馬昭兄弟の有能さは傑出している。司馬懿より勝るとも劣らない。
司馬昭はこれまでは単なるリリーフっぽい感じで何がすごいかわからなかったけど、諸葛誕討伐や鍾会訒艾の考えを見切って蜀討伐を成功させたってはとんでもない怪物だな。