「三国志」 十巻 宮城谷昌光著

諸葛亮死す。幾多の名将も消えていき、もはや司馬懿の独壇場状態。蜀と呉を撃退し、公孫淵を斬る。
司馬懿諸葛亮死後に漢中に侵攻しようとして、辛毗に静止されるシーンが印象的。辛毗は最初は袁紹配下で、最後はこういう役回りとは、なかなか面白い生涯である。
曹叡が早世し、幼帝から権力争い始まるのは虚しい。
孫権老害が進みつつあり、皇太子も早世し、将来が暗い。