「馮道―乱世の宰相」砺波護著

中国五代十国の戦乱期に五朝八姓十一人の天子に仕えた馮道という人物のお話。
貴族の出では無くても、知識と慎み深い人格で幾つもの王朝で珍重された。
君主に忠ではなく国に忠であるというのは、現代人ならわかりやすい。
国の変わり目の動乱期では不思議と難を逃れているのは、実は裏で情報網を持っていたのではないかと思ったりする。
時代小説のラスボスに使えるかも。