「冬の鷹」吉村昭著

解体新書を巡る前野良沢杉田玄白のお話。

前に原作風雲児たちNHKドラマ化されたのと展開は同じ。

杉田玄白が解体新書を世に出したあと、私塾を立てて栄達し、公私とも恵まれた晩年を迎えるのに対し、前野良沢は解体新書に名を出すのを拒絶し、家族に先立たれて孤独な晩年を迎えるという対象的な生き方が描かれます。

個人的には一瞬一瞬で輝けば、最期がどうなろうとも良いのではと思います。