「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ著

サピエンス全史の著者が、未来はどうなるか予見した内容。

まず献辞がゴエンカ師で、やっぱヴィパッサナーなんだなあと驚き。

本の前半がサピエンス全史のおさらいで、後半が人類の今後。

過去は人類は宗教に価値判断を頼っていたのが、現在は人間至上主義で個々の人間の判断を至上のものと考える。近代の思想の変転で自分のことを一番良く判断できるのは自分という考えが一般的になり、今では常識になったわけだけど、今後データ収集が進んでアルゴリズムが個人の判断力を超えたら、人間至上主義がデータ主義に取って代わられるだろうと予言する。読んだら納得してしまった。