「ヒルビリー・エレジー〜アメリカの繁栄から取り残された白人たち〜」J・D・ヴァンス著

トランプ大統領の支持層と言われるラストベルトの白人たちの実態。
著者はラストベルト出身で、子供時代の話は貧しさとドラッグや暴力にまみれて読んでて辛い。
海兵隊に入隊して価値観が変わり、イエール大学を卒業して弁護士になって上流階級になることができた。
それで階級を横断することで、俯瞰した視点を持って語ることができたのですな。
海兵隊以降の話はアメリカのダイナミズムを感じられて面白い。
貧乏だと価値観や選択肢が狭まり、不幸につながりやすいのは日本も同じと感じる。