「国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動」伊藤祐靖著

文春新書。自衛隊特殊部隊創設に携わった著者の、創設に関わる話と、著者の思想に関するお話。
ここまで突き詰めて考える事のできる人がいるとは読んでて驚き。
特殊部隊に対する圧倒的なリアリティと、日本を守ることに対する意味の模索が対比的で、まだ著者も完全に消化できていないような感じ。
私は自分の心身に対する不信感が強いし、国などの概念に対する無意味さ(だから仏教にはまっている)があるので、かなり著者とは傾向の異なる。そんな人間でも著者の国防に対する献身は非常に感謝の念を覚えます。