「死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男」安達正勝著

集英社新書。代々パリの死刑執行人を務めているサンソン家のお話。小説っぽい内容だけど、一応エピソードには一々元ネタがあるらしい。
山田浅右衛門一族の小説「斬」と比べると同じような事例や文化の違いがあったりして面白い。
ギロチンで大量殺戮可能になったのも問題だけど、それ以前の処刑方法の酷さはすごい。やっぱ現代とそれ以前の肉体感覚の違いってのは認識しておく必要がありそう。