「アヘン王国潜入記」高野秀行著

ミャンマーのゴールデン・トライアングルのワ州に潜入し、アヘンの栽培を行っている村で半年を過ごしたというルポ。
現代にアヘンを栽培する体験をするってのもすごいし、ミャンマーであるけどミャンマーでないというワ州の存在もすごい。
ミャンマーのことは今までほとんど知らなかったのですが、実は少数民族がすごく多くて、軍事政権とアウンサンスーチー民主化運動との対立だけでは語れない複雑な政治構造であることも知りました。アヘンの吸い方やアヘン吸った時の感じまで載っているのはすごいよなあ。
未確認生物探検記みたいな題名ののりで損してるような感じですが、実は非常に貴重なルポルタージュでした。