「ビスマルク」飯田洋介著

中公新書。鉄血宰相ビスマルクの評伝。名宰相の実像はどうだったのか。
実際は戦略の達人というより、状況に即対応してうまい具合に持って行くことが抜群にうまい政治家だったみたいです。
内政で自分からこう持って行こうとするとたいてい裏目に出る・・・
デンマークとの戦争、普墺戦争普仏戦争と勝ち抜いて、フランスを孤立化させる外交の妙技は実は対処療法の積み重ねだったと。歴史とはそういうものなのかもしれません・・・