「死顔」吉村昭著

吉村昭の遺作的な短篇集。身内の死について書かれた短編、歴史上の事件について書かれた未発表の短編などで構成されています。
吉村氏本人が若いころ、結核の手術をしたあとに温泉で療養する話が心に残りました。
吉村先生の死に対する姿勢が、一般的な人よりドライな感じが結構好き。