「アップル帝国の正体」後藤直義、森川潤著

まれに見る衝撃的な内容。
アップルがファブレス経営で自社工場を持たないとは知っていましたが、ここまで徹底した方法を行っているとは知りませんでした。日本企業が一方的に下請け状態だったとは・・・
シャープの亀山工場はもはやアップルの部品専門状態で発注が切れると生産がすべてストップするとか、
iPhoneのカメラはソニー製で、高性能が故にソニー製のデジカメが食われまくりとか、
新潟県の磨き職人にiPod初期の磨き工程を発注していて、工程をカメラで撮影してノウハウを吸収したら中国に技術移転しちゃうとか、えげつない話でいっぱいです。
サムスンamazongoogleとの戦いで強さに限りが見えてきたと〆。
日本にこういう企業がなぜでないかというより、なぜアメリカにアップル、amazongoogleのような企業が出るかという方が気になります。