「現代人のための瞑想法」アルボムッレ・スマナサーラ著

テーラワーダ仏教の瞑想法の紹介。止観の止にあたる心を沈める瞑想法は世の中によくあるけど、観にあたる自らを観察するヴィパッサナー瞑想法はあまり聞いたことがないので、この本は非常に参考になった。
スマナサーラ師の言うことにはヴィパッサナー瞑想法を極めないと悟りの境地に達しないらしい。
自分が思いついたこととして、龍樹の中論などの教典は文章を読むだけでは意味がなくて、瞑想による空の実感も必要なのではないかという点があり。龍樹は大乗だからちょっと違うかもだけど。本を読むだけじゃダメなんだなあ。