「私本太平記」吉川英治著

ついに青空文庫私本太平記を読了。親切な人が一ファイルにまとめてくれたとはいえ、全十巻の大ボリュームなので読んでも読んでも減らなくて大変でした。
大河小説にありがちな、最初は主人公が若いころで周囲の人間関係をオリキャラ含めて詳細に書き、途中から歴史の流れ加速、最後は個々のキャラの描写は適当になるという展開は避けられません。
高氏が鎌倉から出征してからの展開の加速感は異常。波瀾万丈ってレベルじゃねーぞって感じですね。そんだけ二転三転するの、南北朝時代カオスすぎ!
九州旅行行ってから、尊氏の九州転身する部分を読んだので、土地勘がだいぶあったのは良かったです。宗像大社とか筥崎宮とかの位置関係ですね。
石清水八幡宮はたびたび出てくる、京都に対する戦略的要地なんで近いうちに行きたいな。
あとは建武中興十五社コンプリート目指すかな。