「迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―」ネルケ無方著

ドイツ出身の青年が坐禅に目覚め、日本に来て修行して住職になったという半生記。
非常に仏教に対して真摯に打ち込んでいる方で、日本の仏教の現実に苦悩する姿は日本人として申し訳ない気持ちになりました。
著者が住職をしている安泰寺のページ
http://antaiji.dogen-zen.de/jap/index.shtml
臨済禅の修行をするくだりが非常に体育会系的で、昔私の親戚の浄土宗の坊主が、禅宗は体育会系で脳みそ空っぽだよと言ってたのを思い出しました。禅宗に興味がありながらも、あまり近づきたくない理由はそのあたりにあったりする。