「カスティリオーネの庭」中野美代子著

清朝皇帝乾隆帝の宮廷画家ジョゼッペ・カスティリオーネのお話。
最初はカスティリオーネが書いた絵のお話かと思ってたら、結構ミステリーでした。
長春宮の十二支をかたどった噴水(動物に対応する時間に噴水が噴出するという仕掛け)の写真が掲載されていて驚いた。
長春宮は義和団の乱の際に英仏軍によって略奪されたんですが、十二支の噴水は1920年には残っていて、壊されたのは文化大革命の時ではないかとのこと。
本のお話より、庭園の実際の行く末のほうが気になったりしました(汗)。