「修禅寺物語」岡本綺堂著

前に修善寺に行ったので青空文庫修禅寺物語を読んでみました。
修善寺に住む能面職人の短編。
職人は二代将軍頼家の面を作ろうとするもどうしても死人の顔になってしまう。結局その予感はあってて頼家は暗殺され、頼家の側室になっていた職人の娘は斬られて危篤に。職人は娘に死ぬのを待てと言い、面を作るために死に顔を模写するのであった。
話のはじめに、側室になった長女は京女の母に似ているとあったけど、結局父親と長女は同じように業を背負っていた似たもの親子ということかしら。