「仏教、本当の教え」植木雅俊著

中公新書中村元の弟子の人が、原始仏教と中国や日本にわたって変質した仏教の違いを解説した内容。
インドのサンスクリット語のお経と中国で訳された漢訳のお経を比較したりしてます。
日本国内で日本の僧が漢訳のお経について超解釈してるのを、元のサンスクリットをたどると全然違った意味だったりします。
新書だけどかなり学術よりな内容で、詳細を理解しながら読むのはきついかな。日本の仏教界は、原始仏教との差異をもっと根本的に考えるべきだと思います。