「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」スーザン・クランシー著

アメリカで増えているアブダクションについて研究した著者が、なぜ人々はそう信じるのか考察した内容。
エイリアンからの誘拐は一種の奇跡体験で、信じることで体験を納得でき、心の安定を図ることができるということか。
人間の脳には宗教的なものに感応する部分があって、そこを刺激すると簡単に宗教体験できると聞いたことがある。ジャンヌ・ダルクドストエフスキー等の奇跡に合った人は、てんかん発作で宗教脳を刺激されたとか。
ネガティブな体験をすると、さらにネガティブな情報を収集して不安になりつつむしろ不安な方が安心するという現象もこの本の内容に通じているのだろうか。