「生き残った帝国ビザンティン」井上浩一著

コンスタンティノープルで1000年間存続したビザンティン帝国が、どのような国家だったか紹介する新書。
ビザンティン帝国は自らをローマ帝国の正当な後継とみなしつつ、オリエント的な絶対君主である皇帝と国家宗教であるキリスト教というイデオロギーに基づいた国家だそうです。なんか前段と後段で矛盾してるような感じ。
だけどこの思想を根本としつつ、周辺国の動向や社会構造の変化に結構柔軟に対応することで1000年間存続することができたと解説してます。
クルセイダーキングスやるとビザンティン帝国はすぐ分裂して空気になります。