「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見」チャールズ・マン著

西洋人がアメリカ大陸に達する前のアメリカ大陸はどうなっていたかを最近の知見を加えて説明する内容。
インディアンは広大な平原に暮らす狩猟民みたいなイメージがあるけど、実は大間違いで大都市を作った農耕民族である可能性が高い。西洋人が新大陸に天然痘などの病原体を持ち込むことで、新大陸の人口は90%!減少したと推測されている。南北アメリカとも人口が大幅に減ったため、社会が崩壊してしまった。西洋人が侵入していく速度より病原体が広がる速度のほうが早いので、西洋人は大幅に弱体化した先住民と対抗することになった。
アメリカ先住民がもしもっと抵抗力が強かったら歴史がだいぶ変わっていたんでしょうね。ペルー文明とか特殊すぎるのでもっと解明されて欲しいです。